タイのタクシン元首相仮釈放、保護観察下に 次女らが出迎え

2026/05/11 10:35 

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 タイのタクシン元首相(76)が11日、服役していた首都バンコクの刑務所から仮釈放された。1年の刑期が満了する9月9日までは保護観察下に置かれ、電子監視装置の装着も義務づけられるという。

 髪を短く整えたタクシン氏は11日朝、刑務所から姿を見せると、出迎えた次女ペートンタン氏らと抱き合った。その後、赤シャツ姿の支援者らの歓声に応えながら周囲をゆっくりと歩き、車に乗って自宅へ向かった。

 東部チョンブリ県から駆けつけたジェンジラ・ピクンマットさん(58)は、8カ月ぶりに「日の当たる場所」に戻るタクシン氏を祝おうと、ヒマワリのかぶり物を着けていた。「昨夜は興奮して眠れなかった」と笑顔を見せた。

 タクシン氏は2023年、国外逃亡先から15年ぶりに帰国。在任中の汚職などで禁錮刑を言い渡されたが、収監直後に体調不良を訴え、警察病院での滞在を許可された。この対応が不適切だったとの司法判断を受け、昨年9月から刑務所に収監されていた。

 タクシン氏は06年のクーデターで失脚後も政界への影響力を保ってきた。タクシン派「タイ貢献党」は2月の総選挙で議席を減らしたものの、保守系「タイの誇り党」を中心とする連立政権に参加している。【バンコク小泉大士】

毎日新聞

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