台湾総統がアフリカ電撃訪問 「中国の圧力」で4月下旬から延期

2026/05/02 20:45 

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 台湾の頼清徳総統は2日、アフリカ・エスワティニ(旧スワジランド)に到着したと自身のフェイスブック(FB)に投稿した。当初は4月22日から訪問する予定だったが、頼氏の専用機の航路上にある3カ国が「中国の圧力」(総統府)で飛行許可を取り消したため、出発前日の21日に延期を発表していた。

 エスワティニは台湾が外交関係を持つ12カ国のうち、アフリカ唯一の国。延期を受けて、頼氏が出席予定だった国王ムスワティ3世の即位40年式典には特使を派遣していた。

 頼氏はFBへの投稿で、本来の訪問は「予期しない外部の力で延期した」が、台湾当局者の努力で訪問が実現したと説明。エスワティニとの友好深化に期待を寄せ、「自由と平和を愛する私たちは対立を求めないが、世界に向き合うことはあきらめない」と述べた。

 総統府によると、許可を取り消していたのはインド洋の島国セーシェル、モーリシャス、マダガスカル。中国外務省は3カ国について「『一つの中国』原則を堅持する態度と方法を称賛する」と述べていた。

 台湾紙・聯合報は30日に訪台していたエスワティニ国王特使の帰国に合わせて、頼氏が国王専用機に同乗したと報じた。【台北・林哲平】

毎日新聞

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