トランプ氏、軍幹部と協議 イランに再攻撃ちらつかせ譲歩狙うか

2026/05/01 17:15 

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 米ニュースサイト「アクシオス」の記者は4月30日、X(ツイッター)で、トランプ米大統領が米軍制服組トップのケイン統合参謀本部議長と中央軍のクーパー司令官から、イランへの攻撃に関する新たな計画の説明を受けたと伝えた。イランとの停戦交渉が行き詰まる中、再攻撃の可能性をちらつかせ、核問題を巡る交渉でイラン側から譲歩を引き出したい狙いとみられる。

 トランプ氏は「短期間で強力」な波状攻撃による事態の打開か、戦闘終結前の「最後の一撃」を検討しているとされる。攻撃対象にはインフラも含まれるとみられる。

 イランが事実上の封鎖を続ける原油輸送の要衝、ホルムズ海峡を開放するために、地上部隊を派遣して海峡の一部を掌握したり、特殊部隊がイランの高濃縮ウランを奪取したりする作戦についても、話し合われた可能性がある。

 トランプ氏は4月30日、記者団に対し、米海軍によるイラン港湾の封鎖が効果を上げていると強調し、「イランはひどく合意を望んでいる」と主張した。

 ただロイター通信によると、イランは米軍の軍事行動に「長期間で苦痛な攻撃」で応戦するとしており、事態がより複雑化する恐れもある。

 イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師は4月30日、声明を発表し、ホルムズ海峡について「敵対勢力の悪用を根絶する」と表明。イランによる海峡の「新たな管理体制」は、湾岸諸国に平穏と経済的利益をもたらすとの考えを示した。また、核やミサイル技術についても言及し、「現代的な技術のすべてを国家資産とみなし、それを守り抜く」とも主張した。【ワシントン金寿英、ニューデリー松本紫帆】

毎日新聞

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