アラブ首長国連邦、OPEC脱退表明 米国との関係強化も意識か
アラブ首長国連邦(UAE)は28日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国を加えた「OPECプラス」から5月1日に脱退すると表明した。国営の首長国通信が報じた。米国・イスラエルとイランの戦闘で湾岸諸国のエネルギー供給が不安定化する中、長年の加盟国だったUAEの離脱により、これまで世界の原油価格形成に強大な影響力を及ぼしてきたOPECの求心力低下は避けられそうにない。
ロイター通信によると、UAEはサウジアラビアを含む他の加盟国と直接協議を行わず、脱退の決断を下したという。
28日にはサウジアラビアの都市ジッダで、米国・イスラエルとイランの戦闘が始まって以来、初めてとなる湾岸協力会議(GCC)の直接会合が予定されていた。
OPECやOPECプラスでは、サウジアラビアの主導により、原油増産による市場占有率(シェア)拡大よりも生産量を抑えて価格の値崩れ防止を優先する傾向があった。ただ、財政の下支えなどのために売り上げの拡大を優先したい一部の加盟国からは不満が出ていた。UAEも2021年には自国に割り当てられた生産量が少な過ぎるとしてサウジアラビアと対立した経緯があった。
また、中間選挙前にガソリン価格などの物価上昇を抑えたいトランプ米大統領も、これまでOPECに対して増産を迫っていた。中東情勢が緊迫化する中、UAEが米国との関係強化を意識した可能性もある。
ロイターは、米国と緊密な関係にあるUAEの脱退はトランプ氏にとって「大きな勝利」になると報じた。
日本政府によると、25年の日本の国別の原油輸入量はUAEが43・3%を占めて最多だった。
OPECは、イランやサウジアラビアなど産油国5カ国が自国の利益を守るため、1960年に設立。UAEは67年に加盟し、現加盟国は12カ国。OPECプラスは、OPEC加盟国にブラジルやロシアなど11カ国を加えた枠組み。【岡大介(ブリュッセル)、古川幸奈(カイロ)、川口峻】
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