イラン、米側に新たな提案か 「海上封鎖」解決に焦点 米報道

2026/04/27 18:33 

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 米イランの戦闘終結に向けた協議を巡り、米ニュースサイト「アクシオス」は26日、イランがパキスタンを通じ、新たな提案を米側に提示したと報じた。まずは事実上封鎖する原油輸送の要衝ホルムズ海峡の開放や米軍による「海上封鎖」の解決に焦点を当て、核問題は先送りする内容という。米国は提案を受け取っているが、検討するかは不明だとしている。

 トランプ米大統領は25日、米側代表団のパキスタン入りを中止すると発表し、米イランの直接交渉のめどは立っていない。

 イランのアラグチ外相は27日、ロシア北西部サンクトペテルブルクに到着した。プーチン大統領と会談する予定だ。

 アラグチ氏は26日、25日に引き続きパキスタンを訪問し、首都イスラマバードでパキスタン軍のムニール陸軍元帥と会談した。国営イラン通信(IRNA)が報じた。25日にはオマーンも訪れており、外交を活発化させている模様だ。

 トランプ氏は26日、米FOXニュースの電話インタビューでイランについて「もし話をしたいならこちらに来たり、電話をかけたりできる」と述べ、交渉では米側が主導権を握っていると強調した。「彼ら(イラン)は核兵器を持つことはできない。そうでなければ、会う理由などない」とも話した。

 トランプ氏はさらに、イランの政権内部には「非常に理性的な者もいれば、そうでない者もいる。激しい内紛が起きている」と述べ、イラン側の意思決定に支障が出ているとの見方を改めて示した。

 一方、イスラエルと、イランから支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘を巡り、ロイター通信は26日、イスラエル軍がレバノン南部を空爆し、14人が死亡、37人が負傷したと報じた。イスラエルとレバノンは米政府の仲介で一時停戦に合意し、23日に延長で合意したばかり。しかしイスラエルとヒズボラ双方が「停戦合意違反」を主張して衝突する事態が続いている。【ワシントン平野光芳、ニューデリー松本紫帆】

毎日新聞

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