優勝「者」は世界記録超え 北京で人型ロボットがマラソン大会

2026/04/19 19:32 

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 中国・北京市で19日、人型ロボットが走るハーフマラソン大会が開かれた。2回目となった今年の優勝ロボットの記録は50分26秒。昨年の優勝タイム(2時間40分)を大幅に縮めただけでなく、人間の男子世界記録(57分20秒)も抜いた。中国では人型ロボット産業が官民を挙げて推進されており、大会を通じて技術力をアピールし、国内外の企業や人材を引き寄せる狙いがある。

 大会は北京市政府などが主催し、昨年の5倍となる105の企業や研究機関が参加した。21・0975キロのコースを各ロボットが時間差でスタートして疾走。並走するコースでは人間のハーフマラソン大会も開催された。

 優勝したのはスマートフォンブランド「HONOR(オナー)」を運営する栄耀終端が開発した「ロボティクスD1(閃電)」で、6位までの上位を独占。1~3位はナビゲーションシステムで自律走行するタイプだった。同じロボットのリモコン操作型は48分19秒でゴールを通過したが、タイムが1・2倍に加算されるため4位だった。

 オナーはかつて中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)のサブブランドだったが2020年に独立。25年にロボット部門が設立されたばかりだった。

 昨年の初回大会の優勝タイムから約1時間50分も縮めた結果となった。中国政府は人型ロボットを重点的に強化する産業分野と位置付けており、その急成長ぶりを内外に見せつけた形となった。【北京・松倉佑輔】

毎日新聞

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