イスラエルとレバノンが停戦で合意 米イランの交渉にも追い風か
イスラエルとイランから支援を受けるレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの戦闘を巡り、トランプ米大統領は16日、自身のソーシャルメディアで、イスラエルとレバノン両政府が10日間の一時停戦に合意したと明らかにした。ヒズボラもイスラエル側が攻撃をやめれば停戦に応じる意向だ。
停戦は米東部時間16日午後5時(日本時間17日午前6時)に発効するという。米国とイランの停戦交渉にも追い風となる可能性がある。
レバノンでの戦闘を巡っては、イランは米イランの停戦合意に含まれるとの認識を示す一方、イスラエルと米国は「対象外」と主張していた。イスラエルは停戦合意後もレバノンへの攻撃を続けたのに対して、イランは報復として原油輸送の要衝、ホルムズ海峡を「再封鎖」するなど、停戦合意の不安定要因となっていた。
イスラエルとヒズボラの交戦は、イランの前最高指導者ハメネイ師が殺害されたことを受けて、ヒズボラが3月2日、イスラエルに攻撃したことをきっかけに再び激化した。これに対して、イスラエルはレバノンへの空爆や地上侵攻を進めていた。
レバノン保健省によると、レバノン側の死者は2100人、国内避難民は100万人を超えている。一方、イスラエル側も兵士や市民に犠牲が出ている。【エルサレム松岡大地】
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