トランプ氏、イランは「核兵器持てない」強調 交渉進展に期待も

2026/04/13 10:34 

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 米国とイランの戦闘終結に向け、仲介国パキスタンの首都イスラマバードで行われた協議は12日、双方が合意に至らず終了した。これを受け、トランプ米大統領は12日、自身のソーシャルメディアで「米海軍はホルムズ海峡の封鎖をただちに開始する」と表明。米中央軍はイランの港湾への出入りについて、米東部時間13日午前10時(日本時間同日午後11時)から「封鎖」すると発表した。

 協議では、主要議題だった原油輸送の要衝ホルムズ海峡の開放やイランの核開発を巡り、妥協点を見いだせなかったとみられる。協議が再開されるかは不透明で、戦闘終結にこぎ着けられるかは見通せず、事態は緊迫の度合いを強めている。

 ロイター通信などによると、協議は米国のバンス副大統領、イランのガリバフ国会議長がそれぞれ率いる代表団とパキスタンの3者による対面形式で行われた。

 バンス氏は12日、交渉終了後に記者会見し、11日に始まった協議が「21時間」続いたと説明。米側は「最終的かつ最善」の合意案を残し帰国するとし、「イラン側がこれを受け入れるかどうか様子を見る」と語った。

 トランプ氏は12日の米FOXニュースの番組で、イランとの協議について「一つの問題を除いては本当に良かった」と主張し、「彼ら(イラン)は核兵器を持つことはできない」と改めて強調した。また、「彼らは交渉のテーブルを離れていない。彼らは戻ってきて、我々が望むものすべてを提供するだろう」とも述べ、交渉での解決への期待もにじませた。

 ただ、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、米政権は事態の打開を図るため、限定的な攻撃の再開を検討しているという。

 一方、イランのガリバフ氏は12日、X(ツイッター)で「相手側がわれわれの信頼を勝ち取れなかった」と米国を非難した。イランメディアによると、ホルムズ海峡や核の問題などを巡り、米側は高い目標の実現を目指した一方、イラン側は「共通の枠組み」の構築を図ったと主張。イラン情報筋は米国が合意するまで「ホルムズ海峡の状況は何も変わらない」と警告した。

 パキスタンのダール副首相兼外相は12日、今後も米イランの仲介を続けると表明したうえで、戦闘の当事国に対し、停戦を維持するよう求めた。【ワシントン松井聡、カイロ古川幸奈、ニューデリー松本紫帆、エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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