中国・王毅外相、金正恩氏と面会 中朝関係の深化確認

2026/04/10 21:59 

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 北朝鮮を訪問中の中国の王毅外相兼共産党政治局員は10日、平壌で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と面会した。国営新華社通信が報じた。

 王氏は2019年9月の前回の訪朝時には、金氏との面会は実現しておらず、近年の中朝関係の改善基調を表しているといえそうだ。5月中旬に控えるトランプ米大統領訪中を前に、対米政策についても意見交換した可能性がある。

 新華社によると、王氏は25年9月に北京で行われた中国の習近平国家主席と金氏の首脳会談に触れ「伝統的な中朝の友好に新たな時代の要素を注入するため実務協力を進めたい」と述べた。

 これに対し、金氏は「朝中関係が両国人民の願いに沿って新たな高みに達していることをうれしく思う」と述べた。激動する国際情勢に直面する中、2国間関係を深化・発展させることは「両国の共通利益に合致する」と指摘。中国との「戦略的意思疎通」を密にし、ハイレベルの交流を強化する考えを示した。

 王氏は9日、6年7カ月ぶりに北朝鮮入りし、平壌で崔善姫(チェ・ソンヒ)外相と会談。中朝首脳会談での合意を基に、両国の交流や協力をさらに強化していくことで一致した。相手国が武力攻撃を受けた際の軍事援助を定めた「中朝友好協力相互援助条約」の締結から今年で65周年だと双方が確認した上で、記念行事を実施する考えでも同意した。【北京・畠山哲郎、ソウル日下部元美】

毎日新聞

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