<1分で解説>中国が石油備蓄を加速 どのくらいもつの?

2026/03/20 14:24 

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 中国が石油の備蓄を加速させていることが明らかになりました。中東のホルムズ海峡が封鎖状態になるなど、世界のエネルギー情勢が不安定になっているため、中国は中東への依存を減らす戦略を進めています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「中国の石油備蓄」について解説します。

Q 中国は石油をどこから輸入しているの?

A 世界最大のエネルギー消費国である中国は、原油の約7割を輸入に頼っていて、そのうち4~5割がイランを含む中東産です。今は中東からの石油が手に入りにくくなるリスクがあるため、中国はたくさん備蓄しておこうとしています。

 12日に閉幕した全国人民代表大会(全人代=国会)で採択された経済政策方針でも石油備蓄拡充の必要性が強調されています。

Q 中国はどれくらい備蓄しているの?

A コロンビア大学のエリカ・ダウンズ上席研究員は米ブルームバーグの取材に「中国の備蓄は約14億バレルに上る。中東からの輸入が完全に途絶えても、半年分の供給不足を補うことが可能だ」と指摘しています。

Q ところで、中国でもガソリンの値段は上がっているの?

A ガソリン価格が上昇していて、中国の市民生活にも影響が出始めています。中国政府は国内需要を優先させるため、国内石油精製大手にガソリンと軽油の輸出を停止するよう指示しました。

Q 備蓄した石油はすぐに使えるの?

A 現時点で中国政府は石油の備蓄放出には慎重です。ロイター通信によると、国有石油大手の中国石油化工集団(シノペック)が備蓄の放出を求めましたが、中国政府は拒否しました。

毎日新聞

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