イラン新指導者モジタバ師、顔を負傷か 米、原油輸出拠点の島も攻撃
米国のトランプ大統領は13日、自身のソーシャルメディアで、イランの原油積み出し拠点があるペルシャ湾のカーグ島の軍事目標を攻撃し、「完全に破壊した」と明らかにした。「石油インフラは破壊しなかった」としつつ、イラン側がホルムズ海峡で船舶の航行を妨害すれば、石油施設への攻撃も辞さないと警告した。
カーグ島はイラン産原油輸出の9割を担う重要拠点で、トランプ氏はイラン側に海上を封鎖しないよう威圧した格好だ。作戦開始から14日で2週間を迎える中、米国はイランへの軍事的圧力を強めており、トランプ氏は「来週、イランを非常に激しく攻撃する」と話した。
また、ヘグセス米国防長官は13日の記者会見で、米国とイスラエルがこれまでにイランで1万5000以上の標的を攻撃したと説明。「イランのすべての防衛関連企業は間もなく破壊される」と述べた。イランの新しい最高指導者モジタバ・ハメネイ師が米軍の攻撃で顔を負傷したとの認識も示した。
一方、複数の米メディアは13日、米国防総省が佐世保基地(長崎県佐世保市)に配備されている強襲揚陸艦トリポリと、沖縄県に駐留する海兵隊の即応部隊約2500人を中東へ向かわせたと報じた。
CNNなどによると、派遣されたのは第31海兵遠征部隊(31MEU)。地上部隊と航空部隊を併せ持ち、水陸両用攻撃や特殊作戦など幅広い任務に対応する。命令があれば、地上作戦も実施できるという。
トリポリは、最新鋭ステルス戦闘機F35Bなどを多数搭載。中東海域に展開している空母打撃群に合流するとみられる。
米政権は現時点で地上部隊の派遣計画はないとしているが、将来的な選択肢として排除していない。トランプ氏は13日、FOXニュースのラジオ番組で、イランの核施設などに貯蔵されている高濃縮ウランの撤去作戦について問われ、「どこかの時点ではそうするかもしれない」と含みを残した。【ワシントン金寿英、松井聡、エルサレム松岡大地】
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