ハマス、人質3人の遺体返還 イスラエルは身元確認を実施へ

2025/11/03 06:40 

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 パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム組織ハマスは2日、拘束していたイスラエル人の人質3人の遺体を赤十字国際委員会(ICRC)を通じてイスラエル側に引き渡した。ただ、ハマスはこれまでも人質とは異なる遺体を引き渡しており、イスラエルは身元確認を慎重に進める方針。

 ロイター通信などによると、ガザには人質11人の遺体が残されている。今回返還された3人が人質だと確認されれば、残りは8人となる。

 一方、中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」によると、北部シュジャイヤ難民キャンプでは2日、イスラエル軍の無人機(ドローン)による攻撃で男性1人が死亡した。

 イスラエル軍は声明で「ガザ北部でイエローライン(イスラエル軍の撤退ライン)を越えて軍に向かってきたテロリストを攻撃した」と発表した。ただ、大規模な衝突は起きておらず、停戦自体は維持されている模様だ。【カイロ金子淳】

毎日新聞

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