トマホーク供与は「露米に大損害」 プーチン氏、トランプ氏に強調
16日に実施された米国のトランプ大統領とロシアのプーチン大統領による電話協議について、ウシャコフ露大統領補佐官(外交担当)は同日、「非常に有益で、両首脳は今後も連絡を取り続けることで合意した」と述べた。
トランプ氏がソーシャルメディアに投稿した新たな米露首脳会談実施の「合意」に関して、ウシャコフ氏も「両首脳が再度の対面会談の可能性について協議したのは重要だ」と言及した。「例えば(ハンガリーの首都)ブダペストでの会談開催を視野に、両国の代表らが直ちに準備を開始することで合意した」と説明している。
ウシャコフ氏によると、今回の電話協議は約2時間半に及び、米国が検討している長距離巡航ミサイル「トマホーク」の対ウクライナ供与についても議論した。
プーチン氏は「トマホークは戦況を変えることはないが、(露米)両国関係に重大な損害を与える」との持論を伝え、紛争の平和的解決の見通しも損なうことになると主張した。露軍はウクライナの全方面の前線で戦略的に優勢だとも訴えたという。
露側の説明では、トランプ氏は、ウクライナでの戦争が終結すれば米露間の経済協力に計り知れない発展の展望を開くとの考えを強調したとされる。
ロシアによるウクライナ人の子供の連れ去りを巡る問題で、トランプ氏の妻メラニアさんが8月、プーチン氏に解決を促す手紙を送ったことに関連したやりとりもあった模様だ。
プーチン氏は今回の協議で、メラニアさんが「ロシアとウクライナの子どもたち」を家族と再会させるために尽力したことを高く評価し、トランプ氏に対し、メラニアさんへよろしく伝えるよう要請したという。【モスクワ真野森作】
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