トランプ氏暗殺未遂事件、被告に有罪評決 終身刑の可能性
米南部フロリダ州の連邦地裁の陪審団は23日、2024年大統領選の共和党候補だったトランプ大統領を暗殺しようとしたとして起訴されたライアン・ラウス被告(59)に有罪の評決を言い渡した。量刑は裁判官が後ほど決定する。最も重い場合は終身刑となる可能性がある。
司法省によると、ラウス被告は24年9月、トランプ氏がフロリダ州で所有し、プレーしていたゴルフ場近くでライフル銃を構えて潜んでいた。トランプ氏に先んじてパトロールしていた大統領警護隊(シークレットサービス)がラウス被告を発見し、発砲。ラウス被告は車で逃走したが、その後保安官事務所に身柄を拘束された。潜んでいた現場では照準器付きのライフル銃などが見つかった。
裁判では、ラウス被告から事前に箱を受け取った知人が証言した。箱の中には「親愛なる世界へ」と宛先が書かれた手書きの手紙が入っており、「ドナルド・トランプに対する暗殺の試みだったが、失敗して申し訳ない」などの内容が書かれていたという。
司法省によると、ラウス被告は大統領候補の暗殺未遂をはじめ五つの罪で有罪評決を受けた。うち二つは最も重い量刑が終身刑という。
トランプ氏は東部ニューヨークで記者団に対し、「このようなことは許してはならない。正義は果たされた」などと語った。
この事件の約2カ月前の24年7月にも、トランプ氏が東部ペンシルベニア州バトラーで開いた選挙集会で演説中に銃撃される暗殺未遂事件が起きた。容疑者は発砲した直後、大統領警護隊に射殺された。【ワシントン西田進一郎】
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