イラン攻撃の作戦名は「真夜中のハンマー」 バンカーバスター14発

2025/06/22 21:57 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米軍制服組トップのケイン統合参謀本部議長は22日の記者会見で、米軍によるイランの核施設攻撃の作戦名は「真夜中のハンマー」だったと明らかにした。B2ステルス爆撃機がイラン中部フォルドゥ、ナタンツの施設に対して最新のバンカーバスター(地中貫通弾)「GBU57」を14発撃ち込んだという。B2を使った作戦としては、過去最大規模だったとも明らかにした。

 ケイン氏によると、今回の攻撃には7機のB2ステルス機、護衛や先導を担う第4、第5世代戦闘機など計125機以上が参加した。イラン時間の22日午前2時10分ごろ、B2がイラン領空に入る直前に、まず米中央軍傘下の潜水艦が24発以上のトマホークでイスファハンを攻撃した。

 その後、B2がバンカーバスターを使って、地下にウラン濃縮施設があるフォルドゥとナタンツを攻撃した。イランの軍用機による空中での迎撃はなく、イランの地対空ミサイルシステムも「米軍機を探知できていなかったようだ」と述べた。

 また、攻撃前に米メディアで「太平洋に向かった」と報じられていたB2ステルス爆撃機は「敵を欺く作戦の一環だった」とも明かした。

毎日新聞

国際

国際一覧>

注目の情報