日米首脳会談が終了 関税交渉の進展焦点

2025/06/17 05:04 

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 主要7カ国首脳会議(G7サミット)のためカナダ西部カナナスキスを訪れている石破茂首相は16日午後(日本時間17日未明)、トランプ米大統領と会談した。日本政府関係者が明らかにした。米政権による一連の高関税措置の発動後、両首脳の対面での会談は初めて。日本が最重視する自動車関税などをめぐり、直接協議での進展が焦点だ。

 日本政府は4月半ば以降、米国との計6回の閣僚交渉で一連の関税措置の撤回を求めてきた。

 トランプ政権は米国外で作られた自動車に対する25%の関税や大部分の輸入品にかかる「相互関税」などを発動した。相互関税は全ての国に一律に課す10%と、各国の貿易赤字額などに応じて上乗せされており、日本は計24%となる。ただし上乗せ分は、7月9日まで発動が停止されている。

 首相とトランプ氏との会談は今年2月の米首都ワシントン以来2回目となる。首相はインド太平洋地域の安全保障協力などでも理解を求めるとみられる。【カナナスキス田所柳子、バンフ(カナダ西部)古川宗】

毎日新聞

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