インド機墜落 エンジン2基が同時停止か 専門家が考える三つの原因
インド西部アーメダバードで12日、エア・インディアのボーイング787が離陸直後に墜落した。考えられる原因はどこにあるのか。
「離陸直後に二つのエンジンが同時に停止した可能性がかなり高い。エンジンが一つでも正常に働いていたら、十分飛行は可能だ」。日本航空の元機長で航空評論家の小林宏之さんは、現地メディアが報じた事故機の映像から墜落原因についてこう指摘する。
事故機が離陸直後にフライトレーダーの記録から消えたことが根拠の一つだ。航空機は主にエンジンで発電するため「記録が消えたことは、電源が失われており、エンジンが停止したことを意味する」と分析する。
その上で、エンジン停止の理由として、▽バードストライク▽整備不良▽燃料系のトラブル――の三つが考えられるという。
AP通信などによるとボーイング787は全世界で現在約1200機が運航しているとみられ、死者を伴う墜落事故は初めてという。小林さんも「ボーイング787は機体もエンジンも非常に信頼性が高く、こんな事故は聞いたことがない」と驚きを隠さない。
これから本格的な事故調査が始まるが、小林さんは「少なくとも1年以上はかかるだろう」と指摘。事故機の機長らが離陸直後に緊急事態を知らせる信号を航空管制官に送っていたとの現地報道に触れ、「ボイスレコーダーをはじめ、機長や管制官のやり取りが判明してくれば事故の全体像も徐々に見えてくるだろう」と話した。【飯田憲】
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