ミャンマー国軍、学校空爆か 生徒20人死亡 民主派「停戦は偽物」
内戦下のミャンマーで、国軍は3月末の大地震を受けて一時停戦を宣言した後も空爆を続けている。独立系メディアなどによると、12日には北部ザガイン管区の学校に爆弾が投下され、生徒22人と教師2人が死亡した。国軍に抵抗する民主派「国民統一政府(NUG)」は、「国軍の停戦は国際的な支持を得るための偽物だ」と非難した。
独立系メディア「ミャンマー・ナウ」などによると、民主派支配地域にある学校が空爆されたのは12日午前9時40分ごろ。犠牲になった生徒の多くは5~10年生だったという。負傷者は50人を超え、死者は増える可能性がある。
反国軍派の戦闘員は「子供たちは爆弾の破片を浴びていた」と証言した。
一方、国軍側は空爆を否定。国営英字紙は、地元治安当局者が攻撃を否定したと伝え、「悪意あるメディアによって拡散された虚偽報道」と反論した。
別の独立系メディアは14日、西部ラカイン州の村でも13日朝に空爆があり、子供や女性を含む少なくとも13人が死亡し、20人が負傷したと報じた。国軍と対立する少数民族武装勢力が明らかにした。
NUGによると、地震から5月9日までに国軍による空爆は372回あり、市民334人が死亡。うち32人が子供だったという。負傷者は552人に上った。13日の記者発表で「真の停戦は強制力のある行動規範と合意が必要だ」とし、国際社会による監視を求めた。【バンコク武内彩】
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