片山氏「投機的動きあれば、断固とした措置」 円安161円台後半
18日のニューヨーク外国為替市場で円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=161円台後半を付けた。2024年7月以来、約1年11カ月ぶりの円安・ドル高水準。米連邦準備制度理事会(FRB)の年内利上げ観測が強まったことで、ドル買いの勢いが増している。
FRBは17日、4会合連続となる政策金利の据え置きを決めた。ただ、同日公表した最新の政策金利見通し(中央値)は、前回3月の「年1回の利下げ」から「年1回の利上げ」に転換した。
ウォーシュ議長は金融政策の先行きに関する具体的な言及を避けたが、物価上昇(インフレ)抑制に全力を尽くすと強調。市場では、FRBが利上げに前向きな「タカ派」姿勢との受け止めが広がった。
18日の円相場は日米金利差の拡大が意識され、低金利の円を売って高金利のドルを買う動きが加速。約10時間で1円程度、円安・ドル高が進行した。
ただ、政府・日銀が4月30日以降に円買い・ドル売り介入に踏み切った際の水準(160円台後半)を超えて円安が進んでいる状態で、為替介入への警戒感も強まっている。19日午前の東京市場では円を買い戻す動きも見られ、1ドル=161円台前半で推移した。
片山さつき財務相は19日の閣議後記者会見で、1ドル=161円台まで円安が進んだことについて「投機的な動きがあれば断固とした措置を取ることに尽きる」と述べた。【妹尾直道、ワシントン浅川大樹】
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