JR西、りそなHDと資本業務提携 金融事業参入「経済圏」拡大

2026/05/01 20:09 

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 JR西日本は1日、りそなホールディングス(HD)と資本業務提携したと発表した。JR西が900億円でりそなHD傘下の関西みらい銀行の株式の20%を取得し、金融事業に参入する。JR西のポイント機能とりそなHDの金融インフラを組み合わせた新銀行サービスを立ち上げることで「経済圏」を広げ、顧客を囲い込む。

 新銀行サービスは「WESTERミライバンク(仮称)」。預金や住宅ローン、決済、鉄道の優待利用などのサービスを一つのアプリで完結させ、利便性を高める。両社の顧客が新サービスを利用できることを想定し、2027年度中の事業開始を目指す。

 人口減少やデジタル化が進む中、JR西はグループの決済事業を強化。りそなグループはJR西の顧客基盤への金融サービス拡大を目指す。28年度をめどにJR西が80%、りそなHDが20%を出資し、合弁会社を設立。金融に限らず、沿線開発などでも連携する。

 JR西が展開する「WESTERポイント」の会員は約1200万人、りそなグループの個人顧客基盤は約1600万人。大阪市内で記者会見したJR西の倉坂昇治社長は「それぞれの顧客接点を金融サービスと結びつけることで(鉄道以外の事業を拡大するという)目指すべきグループ像に近づける」と説明。りそなHDの南昌宏社長は「金融グループの知見だけでは満たすことのできないニーズがあり、新たな顧客体験を提供できるようになる」と話した。関西みらい銀は26年度中に、JR西の持ち分法適用会社となる。【安西李姫】

毎日新聞

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