トヨタの新型バスケロボが初登場 シュートやドリブル滑らかに

2026/04/12 19:57 

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 トヨタ自動車は12日、バスケットボールをする新型の人型ロボット「CUE(キュー)7」を、トヨタアリーナ東京(東京都江東区)で開催されたバスケットボール男子Bリーグの試合で初めて披露した。従来の「CUE6」よりも人工知能(AI)制御による動作が増え、ドリブルなどの複雑な動作を滑らかにできるようになった。

  12日は試合のハーフタイムに登場。コートの中央で立ち上がるとゴール方向まで移動し、3回のドリブルに続いてフリースローを成功させた。その後、コートの反対側まで移動してスリーポイントシュートに挑戦した。ボールはリングに当たりはじき返されたものの、観客からは大きな歓声が上がった。

 CUEの開発は、2017年にトヨタ社員の自主的な活動として始まった。22年に登場したCUE6では、AIを使った制御はシュート時の力加減の調整など一部にとどまり、それ以外は人間があらかじめプログラムした通りに動いていた。また、両足に二つずつある車輪が一つでも地面から離れるとバランスを崩す欠点があった。

 CUE7は、AIが同じ動作をシミュレーター上で何度も繰り返すことで改善する「強化学習」を使う。また、車輪の数が両足で一つずつになった。この結果、複雑な動きを滑らかにできるようになり、素早く走り回っても転びにくくなった。

 開発責任者である同社未来創生センターヒューマノイドロボット研究領域の野見知弘リサーチリーダーは「フィジカルAIは(日本は)中国に負けているという見方が多いが、世界に出しても恥ずかしくないものができた」と胸を張る。【小川祐希】

毎日新聞

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