日経平均株価、3日間で4600円超下落 世界同時株安の様相に

2026/03/04 20:28 

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 4日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は3日連続で大幅下落し、終値は前日比2033円51銭安の5万4245円54銭だった。下げ幅は米景気後退懸念から急落した2024年8月2日に次ぐ過去5番目の大きさで、2日からの3日間では計4600円超(約8%)。イランを巡る中東情勢の混乱が拡大・長期化することへの懸念から欧米やアジアの主要株価指数も値下がりし、世界同時株安の様相を呈している。

 3日のニューヨーク株式市場では、ダウ工業株30種平均が3営業日続落し、前日比403・51ドル安の4万8501・27ドルで取引を終えた。下げ幅は一時1200ドルを超えた。欧州市場も主要株価指数が下落した。

 続く4日の東京市場の日経平均株価もこの流れを引き継ぎ、人工知能(AI)・半導体関連や、エネルギー供給不安の影響を受けた商社株を中心に、東証プライム上場の9割以上の銘柄が下落する全面安となった。下げ幅は一時2600円を超え、今年最大となった。ソウルの総合株価指数(KOSPI)が前日比12%安となるなどアジアの主要株価指数も下落した。

 ニューヨーク原油先物相場の指標となる米国産標準油種(WTI)は3日も続伸し、一時前日より約9%高い1バレル=77ドル台後半を付けた。トランプ米大統領が自身のソーシャルメディアでホルムズ海峡を通るタンカーに護衛などの措置を講じる構えを表明して下落する場面もあったが、その後上昇に転じた。東京外国為替市場は「有事のドル買い」が続き、円相場は一時1ドル=157円台後半まで下落した。

 野村証券の北岡智哉氏は「エネルギー資源を外国に依存する国は影響が大きい。米国とイランの首脳級の交渉が実現するまで株価は上昇に転じないだろう」と指摘した。【秋丸生帆、山口智、ワシントン浅川大樹】

毎日新聞

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