「東京ゲームショウ2025」開幕 過去最多出展 異業種も参入

2025/09/25 21:29 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 世界最大級のゲームの展示会「東京ゲームショウ2025」が25日、幕張メッセ(千葉市)で開幕した。各社の新作ソフトがお披露目されたほか、異業種の初出展などもあり、出展企業は1000社を超えて過去最多となった。4日間で25万人以上の来場を見込む。

 一般社団法人「コンピュータエンターテインメント協会(CESA)」が主催し、今回で35回目。過去最多となる47の国と地域から1136の企業(国内521社、海外勢615社)が参加した。

 各社は今後発売する主力タイトルを展示した。セガの人気シリーズ「龍が如く」の最新作や、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の北海道を舞台にした時代劇アクションアドベンチャーゲーム「ゴースト・オブ・ヨウテイ」などが並んだ。

 また、異業種参入も相次いでおり、商業ビル大手のパルコや大手映画会社の松竹などが初出展した。

 今回は、障害の有無などにかかわらず全ての人がゲームを楽しめるようにする機器やサービスを紹介するコーナーを新設。障害がある人も操作できる補助スイッチなどが付いたコントローラーや、脳波を読み取ってゲームを動かす機器などが展示された。

 開催は28日まで。一般公開は27、28日の2日間で、1日入場券は完売。

 ゲーム市場は近年、急拡大を遂げている。ファミ通ゲーム白書によると、2024年の世界のゲームコンテンツ市場規模は31兆円で、20年の20・6兆円から約5割も増えた。

 CESAの調べでは、日本のアニメやゲームソフトなどを含むコンテンツ産業の23年の輸出額は5・8兆円で、自動車に次ぐ第2位の輸出産業となった。ゲームは約6割を占めた。【成澤隼人】

毎日新聞

経済

経済一覧>

注目の情報