<1分で解説>扉ないのに冷え冷え? 大阪メトロに快適な待合室

2025/07/08 15:17 

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 扉がなくても快適に過ごせる新しい待合ブースの実証実験の様子をパナソニックが報道陣に公開しました。大阪メトロの駅ホームに設置されたこのブースは、冷暖房の気流を工夫し、効率よく快適な空間を作ります。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「扉なし待合ブースの実験」を解説します。

Q 扉がない待合ブースって聞いたよ。どんなものなの?

A パナソニックが開発した待合ブースは、扉がなくても中が快適になるように作られています。駅のホームに置かれていて、冷暖房の風をうまくコントロールしています。

Q どこの駅に設置されているの?

A 大阪メトロ中央線の朝潮橋駅に設置されています。

Q ブースの大きさはどれくらいかな。

A 幅は315センチ、高さは230センチ、奥行きは129センチです。4人が座れるようになっています。

Q 普通の待合室と比べてどう違うの?

A 奥行きが約半分の129センチで、通常の待合室(約250センチ)よりもコンパクトです。狭いホームにも置きやすくなっています。

Q 冷暖房はどうやって効率よくしているの?

A 冷たい空気は下に、暖かい空気は上に行く性質を利用しています。夏は上から冷気を、冬は下から暖気を出して、天井を二重構造にして中を適温に保っています。

Q 消費電力量は多いの?

A 従来の待合室と同じくらいの電力量で使えるようになっています。

Q 実験はいつまで続くの?

A 実証実験は10月まで行われる予定です。

Q このブースは今後どうなるの?

A 2026年以降に商品化を目指しています。大阪メトロの担当者は「快適性やコストなどを検証し、設置を検討していきたい」と話しています。

毎日新聞

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