セブンが備蓄米販売開始、コンビニ大手3社で取り扱い 先行2社完売も
セブン―イレブン・ジャパンは17日、随意契約による政府備蓄米の販売を始めた。ローソンとファミリーマートでは5日から順次販売を広げており、コンビニエンスストア大手3社で取り扱いが始まった。
セブンの東京都葛飾区の店舗では17日午前、2キロ入り775円(税込み)の無洗米を10袋用意した。たまたま買い物で訪れたという近所の女性(72)は「ずっと探していたが、近場で買えてうれしい。スーパーより身近なので便利」と喜んだ。犬の散歩中で備蓄米を見つけたという40代の女性は「家から近いコンビニで買えて助かる。どんな味か試してみたい」と笑顔を見せた。
セブンは17日に東京都の約150店舗、大阪府の約60店舗、愛媛県の約60店舗で販売を始めた。6月末までに東京、大阪、四国の約5000店舗に拡大し、その後、順次全国に展開する予定だ。いずれも1店舗当たり10袋前後を用意する。
セブンの赤羽哲・東東京ゾーンマネジャーは「なるべく多くのお客さまにお届けできるよう供給体制、商品オペレーションを準備してきた。便利で安心安全に使える設計なので、良い形でお届けできると思う」と自信を示した。
先行する2社では完売する店舗が相次いでいる。
ローソンは東京、大阪の各5店舗で計300キロ販売したのを皮切りに、14日には沖縄を除く全国約1万3800店舗で2キロ入り756円の備蓄米を1店舗当たり2袋ずつ用意した。
玄米72トンを精米し、白米約65トンをこれまで販売に回したところ、ほぼ完売という。2回目の販売は7月上旬を予定している。また関東地区の店舗では、1キロ入り389円の備蓄米を6月下旬に販売する。
ファミマは15日までに約5300店舗で1キロ入り388円の備蓄米を約3万2000袋(計32トン)販売し、こちらもほぼ完売した。24日ごろには沖縄県を除く全国の店舗で新たに展開し、6月末までに10万袋(計100トン)を販売する計画だ。
ファミマは10日から1・5キロ入りの銘柄米2種類を300円値下げするセールを実施しており、15日までに約2万袋が売れた。セール前の約4倍の売れ行きだという。【佐久間一輝】
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