備蓄米 ファミマ、ローソン、セブンでも販売 早ければ今週中に
小泉進次郎農相は3日夕、中小の小売業者を対象にした随意契約による政府備蓄米の売り渡しで、購入の申請をしたコンビニエンスストア大手のファミリーマートとローソンと契約締結したことを記者団に明らかにした。両社は早ければ今週中にも備蓄米を店頭に並べるとの見通しを示した。セブン―イレブンも同日、契約締結したと明らかにした。コンビニ各社は消費者が手に取りやすい形での販売を検討している。
小泉氏の発言に先立ち、ローソンは同日、随意契約で申請した2021年産の備蓄米について、2キロ700円(税抜き)と1キロ360円(同)の小容量パックで販売すると発表した。入荷から最短3日で販売し、1週間での全国販売を目指す。
記者会見した竹増貞信社長は、備蓄米について「シニアの方で単身で暮らされている人もいて、朝昼晩お買い物に来られるお客さまもいる。ニーズに合わせ、まずは小分けパックとして販売する」と話した。
ローソンは備蓄米とは別に、市場で流通する古米を使ったおにぎりも売り出す。7月から関東限定で120円(同)前後での販売を想定し「古いお米を一回、食べてみたい、自分で判断したいという声をもらった。調達できたのはわずか2トンだが、おにぎりにして広く手に取ってもらい、評価していただければ」と話した。
古米を「ヴィンテージ米」と名付けることも表明。「古米、古古米、古古古米と非常に言いにくい。これまであまりいい名称がなかったが、22年産米は『ヴィンテージ2022』とし、ワクワクしながら楽しく消費できるようにしたい」と訴えた。
ファミリーマートは1キロ360円(同)とする方針。東京や大阪の一部店舗で、6日からの販売開始を目指して調整している。
500トンを申請しているセブン―イレブン・ジャパンも準備を進める。「コンビニとしての利便性を重視する」として、無洗米にして販売する方針だ。価格は2キロ800円(同)前後に設定する。政府による受け渡しから3日で店頭に並べ、順次全国に展開していくという。【佐久間一輝、中津川甫、鴨田玲奈】
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