安青錦が熱海富士との熱戦制す 大関の貫禄示し連敗止める

2026/09/19 20:57 

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 ◇大相撲秋場所7日目(19日、東京・両国国技館)

 ◇○安青錦 寄り切り 熱海富士●

 3連敗と調子を落としていた大関・安青錦が意地と貫禄を示した。

 大関昇進がかかる熱海富士のまわしを左で浅く取って締め付けた。左上手を狙う相手の思惑を封じた上で、双差しに。腰の重い熱海富士に最初の寄りは残されたが、右の下手を深く取り、相手の体を起こして寄り切った。

 取組後の支度部屋では玉のような汗をかき、付け人に水を求めてから取材に応じた安青錦。「体が重い相手だから、まわしを取って下から(体を)起こすのが一番押せると思った」と狙いを語った。

 八角理事長(元横綱・北勝海)も「根性がある。左前みつを取って前に出られるから相手を動かせる」とたたえた。

 関脇だった7月の名古屋場所千秋楽は本割で熱海富士に敗れるも、優勝決定ともえ戦で雪辱を果たし、3度目の優勝を果たした。

 大関に復帰した今場所は、その大関の地位を狙う熱海富士の壁となった。だが安青錦は「自分のことだけを意識してやりました」と淡々としていた。

 自分らしさを取り戻すことが、この日最大のカギだった。直近の3連敗は立ち合いから防戦一方だったり、左上手を取る自らの形を作りながら取りこぼしたり。痛めている左足への懸念が膨らむ内容だった。

 師匠の安治川親方(元関脇・安美錦)から「勝っても負けても胸を張って相撲を取りなさい」と言われて臨んだ7日目。「勝つなら自分の相撲を取りきるしかないと改めて思った」と安青錦。悪い流れを断ち切る一番となった。【高野裕士】

毎日新聞

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