熊本・有明が甲子園練習 実田主将「少しでも良い影響を」

2026/07/31 19:58 

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 第108回全国高校野球選手権大会(5日開幕)の出場校による練習が31日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で始まった。28日の地震で被災した熊本県代表の有明も、グラウンドの感触を確かめた。

 チームは予定通り、30日に現地入りした。甲子園練習は出場校の中で14番目に登場。はつらつと声を掛け合いながら、およそ20分間、ノックなどで汗を流した。

 28日夕の地震発生時、選手らは熊本県荒尾市にある学校のグラウンドで全体練習を終え、自主練習などに取り組んでいた。

 学校に大きな被害はなく、野球部の全員やその親族らも無事だった。ただ、主将の実田聡志選手(3年)は続々と飛び込んでくるニュースを見て、県内に甚大な被害が出ていることを知ったという。

 実田選手は、2016年4月の熊本地震で被災した。当時は西原村に住んでおり、本震で自宅が半壊。割れた窓から脱出して難を逃れた。その後は長く仮設住宅での生活が続いた。

 その経験から「野球ができるのは当たり前じゃない」と実感した。「(16年の熊本地震から)10年後という節目で甲子園に出させてもらうのは、何かの縁かなと思う。自分たちができることを一生懸命やって、少しでも(被災地に)良い影響を与えたい」と決意を口にした。

 高見一茂監督も「自分たちが野球をする姿を見て、熊本の方々が元気になってくれたらいい」と話した。

 この日は有明のほかに地元の兵庫・社など16校が調整した。甲子園練習は8月3日まで行われる。【深野麟之介】

毎日新聞

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