獅司が勝ち越し 「ママ」の助言で阿炎攻略 大相撲名古屋場所

2026/07/20 21:26 

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 ◇大相撲名古屋場所9日目(20日、IGアリーナ)

 ◇○獅司 押し出し 阿炎●

 ウクライナ出身の獅司が、幕内勝ち越し一番乗りを果たした。幕内在位10場所目で、自身最速となる9日目の給金直しに「うれししです」。笑いも誘って上機嫌だ。

 長いリーチを生かした突っ張りが身上ながら、この日は阿炎を「はたきがあるから、下から見ていった」。頭を上げずに腕をあてがい、相手が引いてきたところで一気に走った。

 幕内優勝1回の実力者である阿炎の攻略法を授けたのは、「ママ」と慕う師匠の雷親方(元小結・垣添)の妻栄美さんだ。女子相撲の全日本選手権で優勝経験があり、学生相撲の名門・日大相撲部初の女子部員でもあった。

 地方場所では栄美さんは東京の雷部屋にいる。獅司は「ママからは電話で(攻略法を)言われた。その後に師匠からも言われた」。

 5月の夏場所では師匠夫妻の長男玄空(はるく)が「垣添」のしこ名で初土俵を踏んだ。そんな相撲一家に支えられ、獅司は徐々に力をつけつつある。

 先場所後には左肩を手術した。肩の痛みが消えたのも好調の一因だ。ただ、優勝争いでトップに並んでも29歳は「後は自分の相撲を取れればいい」とマイペース。「ママは千秋楽に(名古屋に)来る」。まずは良い報告ができるよう目の前の一番を見据える。【飯山太郎】

毎日新聞

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