「少しでも光になれたら」引退したフィギュア三原舞依さんが講演

2026/06/20 20:01 

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 フィギュアスケート女子でグランプリ(GP)ファイナルや4大陸選手権を制し、今季限りで現役を引退した三原舞依さん(26)が20日、地元の神戸市で講演会に臨んだ。病気や休養も経験した競技人生を振り返り、これまでのファンの支えに感謝を伝えた。

 講演会は「ひょうご女性スポーツの会」などが主催し、約650人が耳を傾けた。

 三原さんが病に見舞われたのは2015年のジュニアGPファイナル直後。全身の関節が痛む「若年性特発性関節炎」と判明し、数カ月の入院とリハビリを経て復帰した。

 その後も順風満帆とはいかず、19~20年シーズンは体調不良で休養する決断をした。

 講演では「たくさんの方々からの温かいメッセージが、私の光になった」と振り返った。「感謝の思いをスケートで表現したい」との思いで、再び立ち上がれたという。

 苦しい時は「小さな幸せや、小さな『できた』を積み重ねる」ことを意識してきた。写真を撮るのが好きで「視線を変えることで見えてくる、新しい世界を大切にしたい」。

 講演の話題は、今春に進学した甲南大大学院博士課程での生活にも及んだ。

 困難からの回復を意味する「レジリエンス」の研究を続ける。「困難に直面し、悩みの中にいる方にとって、少しでも光になれたら幸いです」と語った。

 講演後、報道陣の取材に応じた三原さんは「つらい時間は誰にもある。これから先、(講演を聞いた人が)何か壁に当たった時に、今日の(自分の)話の中で少しでも生かせるものがあれば」と思いを明かした。

 現在は研究に取り組みつつ、フィギュアスケートの指導や振り付けの勉強にも励んでいる。「全てがゼロからのスタート。たくさん成長していきたい」【深野麟之介】

毎日新聞

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