22歳年上の長友に「負けたくない」 千葉・姫野、今季初ゴール

2026/05/06 20:52 

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 ◇J1百年構想リーグ(6日・味の素スタジアム)

 ◇○ジェフユナイテッド市原・千葉3―0FC東京●

 ピッチの目の前で向き合ったのは、小さい頃からテレビで見ていた「レジェンド」だった。

 22歳という年齢差だけではなく、実績も経験値も大きく違う。それでも千葉の17歳MF姫野誠は、FC東京の長友佑都に対しても「負けたくない」と臆さなかった。

 後半25分にピッチに入り、わずか3分後。左からのクロスに仲間が頭で合わせたボールは、クロスバーを直撃して跳ね返った。

 ゴール前で「どんなボールが来ても対応できるように」と足を動かし続けていた姫野は、こぼれ球に素早く反応。長友との競り合いを制し、右足で押し込んだ。

 待望の今季初ゴールは、4連勝中と絶好調で、首位浮上を狙ったFC東京を破る貴重な追加点になった。

 千葉の下部組織で育った姫野は、プロデビューとなった昨季のJ1昇格プレーオフ準決勝で鮮烈な印象を残した。

 この時も後半途中出場して3点を追う展開からみるみる1点差に迫ると、終盤にGKとの1対1で冷静に同点のループシュートを決めたのが姫野だった。

 直後に仲間が決勝点を挙げて、劇的な逆転勝利と17年ぶりのJ1昇格につながる値千金の同点弾は、サポーターの記憶に刻まれた。

 今季は前節まで13試合に出場してノーゴール。「(プレーオフのゴールは)たまたまって言われたくなかった」。胸に期するものをずっと抱えていた。

 ようやく出せた結果にも「まだまだ数字は足りない。もっと点を取りたい」。伸びしろたっぷりの若き才能は、ゴールに貪欲な姿勢を貫く。【川村咲平】

毎日新聞

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