花咲徳栄・黒川「いつも以上に…」 支えた捕手の佐伯 センバツ
◇選抜高校野球大会2回戦(25日、甲子園)
◇○花咲徳栄17―0日本文理●
182センチ、86キロの恵まれた体格で、ワインドアップから投じる。雨にも負けず、花咲徳栄のエース右腕・黒川凌大が打たせて取り、7回を被安打1、無失点と好投した。
試合後の言葉にも闘志がみなぎっていた。
「絶対勝ってやろう。気持ちで投げました」
21日の東洋大姫路(兵庫)との1回戦は132球で2失点完投したが、体の開きが早かった反省があり、修正して臨んだ。
中3日での登板も、「真っすぐが走って、変化球で空振りも取れた。いつも以上にいい投球ができた」。最速147キロを計測し、スライダーでカウントを稼いだ。
外角中心の投球で五回途中まで無安打に抑えた。ぬかるんだマウンドにも「コースと高さを意識し、制球を重視した」。7回に要した球数は88球だった。
その黒川を支えたのが、4番で捕手の佐伯真聡(まさと)だ。先頭打者を四球で出した三回に一塁走者を佐伯がけん制でアウトにする。さらに2死後、再び四球の走者をけん制で一塁でアウトにした。黒川が「すごく助かった」と言えば、岩井隆監督も「下が滑る中、捕手がいい送球をしてくれた」。
佐伯はバットでも四回に左前適時打で5点目をたたき出した。1回戦は3打数無安打だっただけに「ようやく一本出てホッとした」と安堵(あんど)した。
チームは最後まで攻撃の手を緩めず14安打17得点で、第75回大会以来23年ぶりの8強入りを果たした。夏の甲子園では2017年に優勝しているものの、センバツでの4強はまだない。
智弁学園(奈良)との準々決勝に向けて、黒川は「疲れはそんなにない。内角を交ぜながら投げていきたい」。チームの大黒柱が、さらなる高みを目指す。【武藤佳正】
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