アクシデントで選手負傷 田中碧が異例の謝罪、ガーナ監督が感謝
アクシデント後に異例の行動があった。本人の表情には心の痛みが浮かび、両チームの監督からは称賛の声が上がった。
愛知・豊田スタジアムで14日夜にあったサッカーの国際親善試合、日本―ガーナ戦。日本のMF田中碧選手(27)=リーズ=が後半にシュートを打とうとした際、阻止しようとした相手選手の足を蹴り上げる形になった。
ガーナのMFフランシス・アブ選手(24)=トゥールーズ=はピッチに倒れ、担架で運ばれて交代した。田中選手は責任を深く感じた様子で見つめ、時折ユニホームで顔を覆った。
十数分後、田中選手は別の選手との交代でピッチを退くと、ガーナのベンチへと真っ先に向かい、アッド監督らに謝罪した。
その際に田中選手の背中と胸に優しく手を添えたアッド監督。試合後の記者会見ではアブ選手について「きつい故障にはなりそう」と語りつつ、このようにも述べた。
「選手が来てくれたことに心から感謝しています。サッカーはこういうことが残念ながら起きてしまう。でも、そういうことがあったとしても、わざわざ謝りに来ることは普通にあることではない。日本はいかに教育、しつけがきっちりしているかを感じました」
日本の森保一監督も「碧らしい。日本人として相手を思いやる行動は素晴らしい」と語った。
一方で、こう続けた。
「ただ、本当に謝らなければいけないかどうか。悪質なプレーをしたかどうか。結果的にファウルになったけど、狙って傷つけにいったことではない。碧に非はないと思う」
アブ選手がベルギーのセルクル・リュージュに所属した際にチームメートだった日本のFW上田綺世選手(27)=フェイエノールト=は、「一番仲が良かった」というアブ選手を心配そうに見つめながら、田中選手のそばに寄り添った。
試合後は「彼(アブ選手)はデンジャラスな場面でも勇気を持ってプレーできる選手。今はしっかり休んでほしい。碧もショックだったと思う」と語った。
田中選手は試合後、「今日はすみません」と報道陣に伝え、取材には応じずチームバスに乗り込んだ。試合に完勝したとは思えないほど、表情は硬いままだった。【高野裕士、生野貴紀】
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