フィギュアスケート女子で世界ジュニア選手権３連覇中の島田麻央選手（木下グループ）が１３日、東京都内で開催された服部真二賞の授賞式に出席。世界を目指し挑戦し続ける若きアスリートに贈られる服部真二スポーツ賞を受賞した。

　服部真二賞は２０１８年に創設され、スポーツや音楽の分野で顕著な成績を残した選手、関係者らに贈られる。大賞に当たる「服部真二賞」は過去に米大リーグの大谷翔平選手や冬季オリンピック２大会連続金メダルの高木美帆選手らが受賞。今年は陸上女子やり投げで２４年パリ五輪金メダルの北口榛花選手が選ばれた。

　島田選手は史上初の世界ジュニア３連覇をはじめ、国際舞台で活躍し続ける姿が評価された。壇上であいさつに立った島田選手は「自分一人ではなく、たくさんの人に支えられてできていると実感しています。受賞を励みにこれからも努力していきたいです」と喜びを語った。

　ジュニア最終シーズンを明言している島田選手は、２２日から開幕する全日本ジュニア選手権（東京）で前人未到の５連覇に挑む。また、来月にはジュニアグランプリ（ＧＰ）シリーズ上位６人で争うジュニアＧＰファイナルも控えており、こちらは４連覇が懸かる。【倉沢仁志】