<eye>「マイナー」脱却へ一歩 2026年愛知・名古屋アジア大会
2026年9月に開幕する愛知・名古屋アジア大会。「アジア版オリンピック」とも呼ばれる大会を、アジア発祥で、日本での競技人口が少ない「マイナースポーツ」の関係者は認知度アップの好機と捉えている。
「走る格闘技」といわれインドなど南アジアを中心に盛んなカバディは今大会の実施競技の一つ。1チーム7人ずつがコートに入り、「カバディ、カバディ」と連呼しながら1人が敵陣に入って攻撃し、相手にタッチして自陣に戻れば得点、守備側のタックルに捕まると失点、というのが基本的なルールだ。
「(アジアが中心の競技なので)世界トップレベルのプレーを間近で見ることができる。これを機に少しでも多くの人が競技に興味を持ってくれれば」と大阪のカバディチーム「上方ManGunners」の唐松高伸さん(35)は期待を口にする。
唐松さんは日本代表強化指定選手にも選ばれているが、所属チームには指導者がおらず、小学校の体育館にテープで線を引き練習する。参加人数が少なく思うような練習ができないこともしばしば。それでも選手たちは「いつか五輪など大きな舞台で試合ができる日が来たら」と練習に励んでいる。インドは36年の夏季五輪開催地に名乗りを上げている。
アジア大会でカバディの試合が行われる愛知県東海市では「市民全員がカバディを知っている」ことを目指し、学校などの図書館にカバディを題材にした漫画を置いたり、市民を対象に体験会を開いたりするなど普及活動に力を入れている。「カバディの街と呼んでもらえる日が来たら」。市の担当者は、楽しそうにカバディを体験する子供たちを見つめながら話した。
「競技人口が少ないので、日本一を目指すことが身近に感じられる」。マイナースポーツならではの良さを語るのは、関西外国語大セパタクロー部の大西陽太さん(21)。セパタクローは足や頭を使ったバレーボールのような競技で東南アジアを中心に親しまれ、今大会でも実施される。
大西さんは大学からセパタクローを始め、わずか2年ほどで日本代表強化指定選手に選ばれた。「プロ選手との距離が近く、気軽にアドバイスをもらうことができたのが上達につながったのかな」と振り返る。
一方で、競技継続の難しさも。大西さんは大学を卒業したらセパタクローをやめるつもりだという。「好きだけど、競技で生活していけないと思うし、趣味でプレーするにも環境がほとんどないので仕方ない」と寂しそうにつぶやいた。
マイナーからの脱却に向けた一歩になるか。夏季大会としては1994年の広島大会以来32年ぶりの自国開催となるアジア大会への期待は大きい。【長澤凜太郎】
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