ドジャース・山本由伸、サイ・ヤング賞受賞ならず 米大リーグ

2025/11/13 09:58 

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 米大リーグは12日(日本時間13日)、今季のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を発表し、ナショナル・リーグの最終候補3人に入っていたドジャースの山本由伸投手(27)は受賞を逃し、日本投手初選出はならなかった。候補者3人中3位だった。パイレーツの右腕、スキーンズ投手が満票で初受賞した。

 大リーグで投手最高の栄誉とされるサイ・ヤング賞は1956年制定。レギュラーシーズンで最も活躍した投手に贈られ、全米野球記者協会の会員30人による投票で選ばれる。

 日本投手では2013年と20年にダルビッシュ有投手(当時レンジャーズ、カブス)=パドレス、20年に前田健太投手(当時ツインズ)がそれぞれ2位に入ったのが最高だった。

 山本投手は今季、3月に日本で開催された大リーグの開幕戦で開幕投手を務め、7月には初めてオールスター戦にも選出。先発ローテーションを一度も外れることなくシーズンを完走し、30試合で12勝8敗、リーグ2位の防御率2・49、201奪三振の数字を残した。

 ポストシーズンではリーグ優勝決定シリーズ第2戦で完投勝利を挙げ、ブルージェイズとのワールドシリーズでも第2戦で完投。第6戦にも先発して勝利投手になり、翌日の第7戦では九回裏のピンチから救援登板し、延長十一回まで投げ抜いて、21世紀初となるチームの「世界一連覇」に貢献した。ワールドシリーズ3勝で、日本投手初の最優秀選手(MVP)に輝いた。【牧野大輔】

毎日新聞

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