「石垣元気、おめでとう」 後輩ら1位指名を祝福 ドラフト会議PV

2025/10/24 09:56 

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 23日に開かれたプロ野球のドラフト会議で、北海道登別市出身で群馬・健大高崎高の石垣元気投手(18)がロッテから1位指名を受けた。石垣投手が小中学校時代に在籍した「洞爺湖リトルシニア」の指導者や後輩ら約100人はパブリックビューイング(PV)で会議の様子を見守り、吉報を喜んだ。

 石垣投手は小学6年の秋に洞爺湖町を拠点とする同チームに入団。体は小さかったが身体能力は抜群で足も速く、中学2年の秋からは「1番、投手」として活躍した。

 コーチの太田俊一さん(51)は「3年の時には、重たいメディシンボールを後ろ向きに放り投げて体育館の反対側の壁にぶつけた。背筋の強さに驚きました」と懐かしむ。

 会議では、ロッテとオリックスが早々と1位で指名。名前が呼ばれるたびに選手たちがスティックバルーンをポンポンと鳴らして会場を沸かせた。抽選の結果、ロッテの交渉権獲得が決まると、「石垣元気、おめでとう!」のかけ声でくす玉を割って祝福した。

 登別西陵中卒業後、健大高崎に進んだ石垣投手は昨春のセンバツで優勝に貢献。今年の春と夏には、甲子園大会最速に並ぶ155キロをマークするなど大きく羽ばたいた。若松敦治監督(51)は「『将来はメジャーで』という夢があると聞いた。打撃も得意なので、まずは日本でしっかり結果を出し、(二刀流の)大谷翔平選手のようになれるよう頑張ってほしい」とエールを送った。【平山公崇】

 ◇道内から3選手

 このほかの1位では、2回目の指名で2球団が重複した仙台大、平川蓮外野手=札幌国際情報高出身=の交渉権を広島が獲得。道内のチームに所属する選手は、北海学園大の工藤泰己投手が4位で広島に、札幌日大高の窪田洋祐外野手が4位、北海学園大の高谷舟投手が5位でオリックスに指名された。

毎日新聞

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