継続試合ルールのはずが異例の1イニング延長、理由は? 夏の甲子園
全国高校野球選手権大会は第4日の8日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、高知中央と綾羽(滋賀)の第4試合は午後10時を過ぎても続行された。
今大会は暑さ対策で2部制を一部の日程で採用し、夕方の部は原則として、午後10時を過ぎると新たなイニングに入らず継続試合となるルールとなっている。
この試合は九回を終えて2―2と決着がつかなかった。その時点で午後10時を過ぎていたが、大会本部の判断でタイブレークに入った延長十回の1イニングのみを行うことを決定。それでも決着がつかない場合は継続試合とすると決めた。
第3試合が雨による67分の中断を挟んで午後7時23分に終了したため、第4試合は午後7時49分に開始していた。
大会本部によると、開始が遅れたことで第4試合が継続試合になる可能性があることから、試合前に両校の責任教師に意向を確認。両校とも「できることなら少し(時間が)延びても、最後まで試合をしたい」という意思を示していた。
また選手の健康や応援団の予定を考慮し、継続試合になった場合に後日にわずかな時間のために再び来場することをできるだけ避けるべきだと判断した。
実施するイニング数は事前に聞いていた両校の事情などを踏まえ、試合展開や時間をみて延長十回の1イニングに限ることに決めたという。
日本高校野球連盟の井本亘事務局長は「スポーツは展開がどうなるか分からない。時間はある程度考えながらやっていたが、雨の影響や試合全体の流れでこの時間になってしまった。大会が終わったらきちんと検証し、次回以降に生かしていきたい」と話した。
試合は延長十回表に綾羽が4点を奪取。その裏に高知中央が2点を返したが及ばず、綾羽が6―4で勝利した。
試合終了は午後10時46分。試合時間が確認できる第35回大会(1953年)以降では、試合開始、終了ともこれまでで最も遅い時間だった。【石川裕士】
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