継続試合の新ルール「原則」適用せず タイブレーク突入 夏の甲子園

2025/08/08 22:51 

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 全国高校野球選手権大会は第4日の8日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で1回戦があり、第4試合は高知中央と綾羽(滋賀)の一戦が九回で決着がつかず、延長タイブレークに突入した。

 今大会は午後10時からは原則、新たなイニングに入らず、継続試合となるルールだったが、2―2で九回裏を終えた時点で十回の表裏のみを実施する、とアナウンスがあった。

 試合は午後9時55分過ぎ、後攻めの高知中央が2―1とリードして九回表に入り、綾羽が2―2の同点に追いついた。

 無死一、二塁から始まる延長十回タイブレークで、先攻の綾羽が4点を挙げ、高知中央は2点を返したものの及ばず、綾羽が6―4で勝利した。

 試合は午後7時49分に始まり、春夏の甲子園で試合時間が確認できる第35回全国選手権大会(1953年)以降、最も遅い開始時間となっていた。

 「原則」通りであれば、同点で九回を終えていた場合、春夏の甲子園大会で初の継続試合となるところだった。

 甲子園大会では2022年春から選手の負担軽減のため、継続試合を採用。打ち切られたイニングに関係なく、翌日以降に引き続いて試合を行って勝敗を決める。【生野貴紀】

毎日新聞

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