豊昇龍、伊勢神宮で「雲竜型」の土俵入り披露 夏場所へ巻き返し誓う

2025/03/31 06:45 

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 第68回神宮奉納大相撲が30日、伊勢神宮で行われた。内宮では3月の春場所を制した大の里と琴桜の両大関らによる三役そろい踏みの後、横綱・豊昇龍が太刀持ちに平戸海、露払いに明生を従え、伊勢神宮では初めて「雲竜型」の土俵入りを披露した。居合わせた参拝客ら約800人からは「ヨイショ」の掛け声とともに、大きな拍手が送られた。

 神宮相撲場では取組のほか、禁じ手をコミカルに紹介する「初っ切り」や相撲甚句なども披露され、満員の約2500人の観客が楽しんだ。

 幕内力士トーナメント選士権では決勝で豊昇龍が大の里を退け、2年ぶりに優勝した。春場所では1986年秋場所の双羽黒(津市出身)以来、38年6カ月ぶりに新横綱として途中休場した豊昇龍は「久しぶりに伊勢で優勝できてうれしい。しっかり稽古(けいこ)して、5月の夏場所に向けて準備していきたい」と巻き返しを誓った。【村社拓信】

毎日新聞

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