水俣病患者認定訴訟、熊本県が控訴 「上級審の判断を仰ぐ必要」

2026/10/14 16:14 

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 公害健康被害補償法に基づく水俣病に認定されなかった熊本県出身の男性(74)=大阪府在住=が申請を棄却した熊本県の処分取り消しを求めた訴訟で、熊本県は14日、処分を取り消して水俣病認定を命じた大阪地裁判決を不服とし、大阪高裁に控訴した。

 木村敬知事は「これまでの認定審査のあり方を大きく覆す判断が含まれており、上級審の判断を仰ぐ必要があるとの結論に至った」とのコメントを発表した。

 男性は熊本県の天草地域の出身で2013年に認定を申請したが、熊本県は19年に棄却した。判決は、男性が日常的に魚介類を食していたことや感覚障害、眼球運動障害といった症状を踏まえて水俣病への罹患(りかん)を認め、県の棄却処分を違法と判断した。

 15日が控訴期限で、男性側の弁護士や水俣病の被害者団体は13日に「男性は健康状態も思わしくなく、紛争を長引かせることは人道にもとる」と県に控訴断念を申し入れていた。【中村敦茂】

毎日新聞

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