被害者から容疑者のDNA型 兵庫の母娘殺害、動機は判明せず

2026/09/25 21:13 

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 兵庫県たつの市の民家で5月、住人の母娘が刺殺された事件で、県警は25日、事件後に遺体で見つかった、元隣人で無職の大山賢二容疑者(当時42歳)を2人に対する殺人容疑で書類送検した。容疑者と母娘にトラブルは確認されず、具体的な動機は判明しなかった。

 死亡したのは住人の田中澄恵さん(同74歳)と娘の千尋さん(同52歳)。書類送検容疑は5月13日午後4時40分ごろから同9時過ぎまでに、田中さん宅で2人を何度も刺して殺害したとされる。

 大山容疑者は殺人容疑で指名手配されたが、6月3日にたつの市内の中川で遺体が見つかった。5月20日ごろに水死したと推定され、県警は自殺とみている。

 県警捜査1課によると、澄恵さんの手から大山容疑者のDNA型が検出された。田中さん宅には金品が残され、容疑者とのトラブルも確認されていない。

 大山容疑者はかつて、田中さん宅の隣にある実家で生活していた。2013年8月ごろからはアパートで1人暮らしをしていたが、最近は家賃を滞納。今年3月ごろアパートから姿を消し、部屋に残されたタブレット端末には、自殺について検索した履歴があった。

 この事件を巡っては、大山容疑者が事件3日後、警察官に事情を聴かれていたことが判明している。5月16日夜、同県高砂市内の路上で寝ていたところを高砂署員に事情を聴かれ、「たつので人を殺した」という趣旨の説明をした。しかし、署は話に具体性がないと判断し、たつの市の実家付近まで送り届けていた。

 県警は「当時は事案が発覚しておらず、その時点ではやむを得ない対応だった」としている。【山下理恵】

毎日新聞

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