検察審査員の氏名流出 文書保有者は山口地検に「返却しない」

2026/09/09 14:59 

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 山口地検岩国支部が検察審査会の審査員11人の氏名を外部に流出させた問題で、氏名が記載された「漏えい文書」を受領した山口県岩国市の男性が文書を返却しない意向を地検に伝えた。男性が取材に明らかにした。

 男性は告訴されて容疑者の立場となった人の氏名について「不起訴の通知文書に載せるべきだ。間違った文書ではない」と返却しない理由を説明している。

 男性は、不起訴となった事件について岩国検察審査会に審査を申し立て不起訴相当の議決を受けた。議決が不当だとして検察審査員11人を容疑者不詳のまま公務員職権乱用などの疑いで刑事告訴した。

 地検支部は全員を不起訴(容疑なし)として1月に男性に通知したが、文書2通に11人の氏名を誤って記載。検察審制度は誰が審査員を務めたかは秘匿する制度で、6月に毎日新聞の報道で氏名流出が明らかになった。

 地検は「極めて不適切だった」と認めて7月に文書の返却を求めた。男性は8月31日に電話で「返却しない」と伝えたという。

 法務省は5月に文書の様式を改定し、告訴・告発事件の不起訴通知書から氏名欄そのものを削除。物理的に氏名流出が起きない措置をとった。【志村一也】

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