出雲大社の大しめ縄、8年ぶり架け替えへ 制作現場で菰巻き作業

2026/06/20 17:44 

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 出雲大社神楽殿(島根県出雲市)の大しめ縄(長さ13・6メートル、重さ5・2トン)は7月、8年ぶりに架け替えられる。新しい大しめ縄作りが進む同県飯南町の「大しめなわ創作館」では20日、長さ約17メートル、太さ約110センチの巨大な縄に菰(こも)を巻いて包む作業が行われた。

 町内に出雲大社の分院があった縁で、町注連縄(しめなわ)企業組合が、現在の神楽殿が完成した1981年から国内最大級を数年おきに奉納しており、2018年以来8回目となる。

 材料は、25年に町内の田んぼ計約1・5ヘクタールで育てたしめ縄専用の稲2種類を青刈りして乾燥させたわら。組合員ら約30人が3月から制作を進めている。

 20日は、本体となる巨大な縄2本のうち1本に“衣装”となる菰を巻いて包む作業をした。わらを編んだ菰は広いところで幅360センチ。組合員ら約10人と、町観光協会主催のツアー客約30人が特別体験した。やり直しが利かないため、一列に並んだ参加者は菰がずれないように息を合わせて、巨大な縄を慎重に押して転がした。

 神奈川県葉山町の赤崎玲央(れお)さん(52)、寿美(かずみ)さん(50)夫妻と次女玲月(たまき)さん(24)は「貴重な体験ができありがたい。縄の重みとわらの温かさを感じた」と感激していた。

 作業を指導し、縄を作った荻野英明さん(55)は「菰で縄が見えなくなり、少しさみしいが、うまく巻けた」と話していた。

 今後、7月18日に、菰を巻いた2本をクレーンを使ってより合わせる。同21日に出雲大社に奉納する予定。【上野宏人】

毎日新聞

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