新浪剛史氏を不起訴処分に 違法サプリ密輸関与疑いで書類送検

2026/05/22 14:26 

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 違法な大麻由来成分を含むサプリメントの密輸入に関与した可能性があるとして福岡県警の捜査を受け、麻薬取締法違反(輸入)容疑などで書類送検されたサントリーホールディングス(HD)元会長、新浪剛史氏(67)と知人女性について、福岡地検は22日、不起訴処分とした。地検は「捜査によって得られた関係証拠を慎重に検討した結果、不起訴とした」としている。

 捜査関係者によると、新浪氏は2025年8月、知人女性らと共謀し、大麻由来の違法成分「THC」(テトラヒドロカンナビノール)を含むサプリを米国から日本に密輸した疑いなどで書類送検された。

 県警は同8月、事件の関係先として東京都内の新浪氏の自宅を家宅捜索したが、違法薬物は見つからず、薬物使用を調べる尿検査も陰性だった。新浪氏は県警の任意の捜査に「大麻成分が含まれていることは知らなかった」と容疑を否認。また、9月3日に開いた記者会見ではサプリは健康管理のため知人女性から薦められ「適法と認識して購入した」と釈明した。

 新浪氏は三菱商事やローソン社長を経て、14年にサントリーHDの社長に就任し、25年3月に会長に就いた。23年からは経済同友会代表幹事も務めたが、一連の問題を受けて25年9月、サントリーHD会長と経済同友会代表幹事を辞任した。

 同容疑などで逮捕され、処分保留となっていた知人女性の弟も22日、不起訴処分となった。【栗栖由喜】

毎日新聞

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