炎上する車内から間一髪 高齢夫妻救出の男性に感謝状 兵庫

2026/04/27 19:50 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 兵庫県三田市内の墓地駐車場で横転し、炎上した車内に閉じ込められた70代の夫妻を救出したとして、警察庁と県警本部は27日、同市にある城ケ丘墓地公園の職員、竹内幹雄さん(55)に感謝状を贈った。夫婦が閉じ込められた軽乗用車は救出直後に全焼しており、間一髪の人命救助だった。

 県警によると、夫妻は2025年11月2日午後1時35分ごろ、墓参りに訪れた際、駐車時にアクセルとブレーキを踏み間違え、のり面から車ごと転落。竹内さんは約140メートル離れた寺で草むしりをしていたが、物音を聞いて現場に駆けつけた。

 車は運転席を下にして横転しており、ボンネットから火が出ていた。竹内さんは1~2分で夫妻を車から引っ張り出して救出。火の勢いは強まり、救出開始から5分程度で車は全焼した。助け出された妻は右手に軽いやけどを負い、夫も髪の毛が少し焼けるなどしたがいずれも軽傷だった。

 県内で人命救助により警察庁長官感謝状が贈られたのは、2018年以来、8年ぶり。今年に入って全国初という。県警で小西康弘本部長から感謝状を受け取った竹内さんは「救出するときは無我夢中で何も考えていなかった。(夫婦から)お礼をたくさん言われ、助かって良かったなと思った」と話した。【山下理恵】

毎日新聞

社会

社会一覧>

注目の情報