事故調査委、発射直前のやりとりも調査 大分・戦車訓練4人死傷

2026/04/22 19:58 

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 陸上自衛隊日出生台演習場(大分県)で戦車射撃訓練中に「10式戦車」の砲弾が破裂し隊員4人が死傷した事故で、陸自の西部方面総監部に設置された事故調査委員会が22日、現地調査を始めた。車体内部の確認や関係者への聞き取りなどを進める。

 陸自などによると、破裂した120ミリ対戦車りゅう弾は、戦車の装甲を破壊する威力があった。10式戦車は車体上部にある回転式の砲塔内に砲弾を格納し、発射の際は砲身に自動装塡(そうてん)する構造で、どの段階で破裂したかは不明。搭乗していた隊員は無線で車外と交信しており、事故調は今後、事故直前のやりとりも調べ、戦車や砲弾の不具合か人為的なミスかなど、事故原因を究明する。

 事故は21日午前8時40分ごろ、実弾を使った訓練中に発生。戦車の砲塔内で120ミリ対戦車りゅう弾が破裂し、砲塔内にいた3人が死亡、操縦をしていた1人も重傷を負った。

 事故を受けて陸自は、10式戦車について実弾と空砲の射撃訓練を中止し、旧式の「90式戦車」については120ミリ対戦車りゅう弾の使用を見合わせるよう指示した。【宮城裕也】

毎日新聞

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