仙台の中心街に出没のクマを駆除 半日以上居座り 周辺に学校も

2026/04/19 20:40 

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 19日早朝、仙台市青葉区木町通2の住宅街で「クマ1頭が歩いている様子を見た」などの110番が相次いだ。駆けつけた宮城県警仙台北署員もクマを確認。午後7時半ごろに駆除されるまで、半日以上居座った。

 市は午前9時ごろ、ドローン(無人機)を飛ばして、マンション敷地内の茂みにいる様子を確認した。箱わなを1基設置したが捕獲できなかったため、午後6時20分ごろから委託業者が麻酔銃を2発撃ち、眠らせた後に駆除した。付近では18日にもクマが相次いで目撃され、県警は同一個体の可能性が高いとみている。

 現場は県庁の北西約600メートルの中心街で、周辺にはマンションや店舗、オフィス、中学校などがあり、東北大学病院も近い。クマが目撃された建物周辺には駆除が終わるまで規制線が張られ、警察官が入り口付近で警戒に当たるなど物々しい雰囲気に包まれた。

 青葉区の会社員、小玉剛さん(46)は「この辺りは小学校もあるし、ほんのちょっと歩けば繁華街で、クマが出るなんて信じられない。駆除されたのはほっとした。自分たちも気をつけないといけないと思うが何から対策したらいいのか」と困惑していた。箱わなが仕掛けられたマンションの所有者で居住もしている男性(67)は「パトカーのサイレンの音が響き、交通事故が起きたのかと思っていた。クマが出たと聞き、怖いというよりウソだろうという思い」と心配そうに語った。

 県は19日、今月に入ってクマの目撃数が48件となり、4月の値としては過去5年の平均値の1・5倍を超えたとして「クマ出没警報」を発令した。県は、朝夕の行動を避けるなどの警戒を呼びかけている。【山中宏之、福原英信】

毎日新聞

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