定員未達の佐賀・武雄アジア大で開学式 「地域から地方創生」

2026/04/04 17:48 

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 1日に開学した武雄アジア大の開学式と入学式が4日、佐賀県武雄市武雄町武雄のキャンパスであった。県内3校目、県西部では初めての4年制大学。初年度の入学者はこの日の時点で37人と、定員140人の3割に満たない船出となったが、新入生たちは新たな学びの場への期待を胸に、大学生活の第一歩を踏み出した。

 真新しい教室で式に臨んだ新入生や保護者、教員らを前に、小長谷(こながや)有紀学長は、開学宣言で中東情勢の悪化などに触れながら「新たに生まれる大学にはこれまでにない役割が求められる。世界の平和をアジアから創り出し、日本の地方創生を地域から創り出す」と述べた。続く式辞で「新しく生まれたばかりの本学を選んだ1期生の皆さんは、チャンスをつかむ達人。一緒に夢を追いかけ、実現しましょう」と新入生に語りかけた。

 来賓として出席した山口祥義知事は「皆さんが佐賀県で学ぶことを選択し、人生の大切な時期を過ごすことをうれしく思う」。小松政市長は「武雄に来て良かったと思ってもらえる街を、皆さんと一緒に作りたい」と歓迎した。

 新入生を代表し、水田菜々美さん(18)=多久市=が「地域と国際社会の橋渡し役として、まちづくりに貢献できる力を磨く。大学の新たな伝統を創り上げていくという強い覚悟を持っている」と宣誓。式を終え「地元にできたということが(武雄アジア大を選んだ)一番強い理由。やりたいことがたくさんある」と笑顔だった。【成松秋穂】

毎日新聞

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