千葉・松戸市庁舎は現地建て替えへ 移転計画も、現市長が方針転換

2026/03/11 21:10 

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 千葉県松戸市の松戸隆政市長は11日、市庁舎を現地で建て替える方針を表明した。市は元々、別の場所に移転する計画を進めていたが、昨年就任した松戸市長が方針転換を決めた。

 松戸氏が11日の市議会特別委員会で説明した。市の案では2026年度にJR松戸駅周辺のビルへ仮移転。現庁舎を解体して、同じ場所に地上15階建ての新庁舎を建設し、35年3月の開庁を目指す。事業費は656億円を見込む。

 市は12年に建て替えの検討を始めた。JR松戸駅東側の「新拠点ゾーン」へ移転案が浮上し、24年には国有地を購入。ところが、25年の市長選で市庁舎移転の白紙撤回を掲げた松戸氏が当選し、計画を再検討した。

 市は移転と現地建て替えの比較検討結果を公表。移転の事業費は711億円で、現地建て替えより50億円以上高かった。完了までの期間は、現地建て替えより1年半長かった。

 移転案の予定地は高台にあり、市が実施した市民アンケートでは費用のほかに庁舎へのアクセスやバリアフリーを懸念する意見が寄せられた。

 松戸氏は市議会特別委で、現地建て替えを選んだ理由について「長期化は費用増大につながる。市民の利便性の配慮も重要だ」などと述べた。その後に記者会見した松戸氏は「DX(デジタルトランスフォーメーション)と支所を活用しながら、コンパクトな庁舎にしたい」と語った。【柴田智弘】

毎日新聞

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